公開版「市民のML」CMLは、JCA-NETの公式プロジェクトです。JCA-NETは、国境のないコミュニテイー・APCに加盟する日本で唯一の団体です。APCの邦訳版説明は以下にあります。


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さすがというか、温厚な彼の見解は多くの市民の支持を得られると思いました。
小選挙区制を中選挙区制にという箇所は一般には非常に理解しにくいところであるが各候補者はこれをどういう風に一般民衆に政策として訴えるのか私も興味があります。
東国原宮崎県知事など地方分権論者がじつは「国政を空っぽにし外交と防衛だけ、」という指摘は、ぜひ各候補のキャッチフレーズに使って欲しいと思いました。

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今日から総選挙に入ったと考えてこれから40日の間に考えるべきこと、やるべきことについて私の若干の見解を申し上げたいと思っています。
大げさなことではありませんが、池邊幸恵さんのご意見について私の見方を申し上げます。
民主党候補者の選別はいずれすべき時がくるでしょうが、今はそれよりも、明らかに我々と対立する人を除いて選別の決め付けはやめたほうがいいとおもいます。
例えば、京都1区では社民党から藤田高景さんが前原氏(民主)に対抗して闘っていますので、藤田さんの支援をぜひお願いします。
民主党だけではありませんが、候補者は一般の有権者には弱いんです。我々のように名の知れた者には警戒するが、一般の市民から例えば憲法9条をどう考えていますかという質問をさせる運動をやって見るのも面白いと思います。
今回の選挙では、民主党が上げ潮ですが、その本質は無党派の票が民主に流れる面よりも、自公の支持票が寝返った面が無視できないと思います。
しかし、民主党の内部は呉越同舟で組織をなしていないのは周知の事実です。
皆が心配する様に選挙後の政界再編成もあるでしょうが、その有り様は未だ読みきれません。ただ自民党が大敗して、彼らの分裂が先ではないでしょうか。私はその
機会を外さずに小選挙区制を止めて中選挙区に戻す運動を起こすべきだと考えています。小選挙区制は自民党の生き残りのためのものであって、官僚が一番喜んだ制度だったと思うのです。
もし民主党が本気で議会中心の政府をやろうとするなら、十分検討の余地はあると思います。
彼らは比較的政府官僚との結びつきが浅いから、抜き差しならない癒着は少ないはずです。
ただ、注意すべきは、アメリカ資本及び政府高官との関係でしょう。それにリベラルのふりをしてファッショ的体質のある議員が少なくない。
政策の面では分権と言うふれこみの、道州制の問題をしっかり見据えておかないととんでもない事態を招きかねないと思います。
既に、町村合併は政府の強力な指導で、8,9割進められてきている。そして、国政は身軽になって、外交と防衛だけを受け持つことになる。
それこそ地方分権の時代到来という名の無責任国政と道州制支配の新しい官僚支配体制となるのだ。
同時に教育の中央支配が貫徹するという矛盾が生まれることになると思います。
政界再編成はこれらの問題と絡み合いながら進行していくと思います。
革命的政治の実現はそういう意味では直接民主主義の積み上げなしには難しいと思います。
我々は憲法9条改定阻止の1点で集まった人たちですが、それは単に戦術的に改憲阻止を唱えているのではなく、9条の目指す平和国家日本のあり方を求めて闘っていることを確認しておきたいと思います。
それは同時に周辺の主権国家にもその考え方を理解させることによって戦争なき世界の実現を目指すものです。それは日米安保条約の廃棄が当面の課題であり、自衛隊の解体までゆくべき課題です。
ちょっと思いついたまま書き出したのが、長くなりました。             正清太一